疲労とは
皆様こんにちは! 稲田堤駅より徒歩2分にあるPERSONAL TRAINING STUDIO U(スタジオユー)です!
疲れと一口で言っても、様々なものがありますが、大きな枠では肉体的疲労と精神的疲労に分類されています。 そして、筋トレなどの運動による疲労と日常生活における疲労は、それぞれが大きく異なるメカニズムで体に影響を与えていると言われています。 そこで本日は、様々な疲労について、テクニカルな部分からお話ししていきます。
- 疲労の原因がわかります。
- 肉体的疲労と精神的疲労の違いがわかります。
- エネルギー消費の仕組みがわかります。
目次
・筋肉疲労の仕組み
筋トレをすると、筋線維に物理的なストレスが生じます。 このストレスによって筋線維はわずかな傷がつき、その傷を修復する過程で筋肉が強く太くなっていきます。 しかし、この傷ができると、乳酸や水素イオンといった代謝産物が筋肉の中に蓄積していき、痛みや疲労感を引き起こすことが筋肉疲労の一因となっています。 乳酸は、かつては疲労物質として扱われてきましたが、近年の研究により疲労物質ではなくエネルギー源として利用されることがわかってきています。 しかしながら、急激に体を動かすことにより一時的に乳酸が過剰生成されると、筋肉が一時的に収縮しにくくなることがあり、これが肉体的な疲労となるのです。
・エネルギー枯渇は栄養摂取により回復できる
筋トレ中には、筋肉が収縮するためのエネルギー源としてATPという物質が利用されています。 しかし、体内でATPの供給が追いつかなくなってしまうと、筋肉が十分に力を発揮できなくなり、疲労が増加する事があります。 このようなエネルギーの枯渇は、休息をしっかりととるとともに食事などからバランスよく栄養を摂取することで回復してくるでしょう。
精神的疲労と脳のエネルギー不足
いわゆる精神的な疲労は、主に脳のエネルギー消費と深く関係していると言われています。 集中力などを長時間使い続けると、脳内にあるグルコースが大量に消費されるため、脳がエネルギー不足に陥ってしまうことがあります。 この状態が精神的疲労を引き起こすのです。
※さらに、ストレスホルモンであるコルチゾールが脳から過剰分泌されると、さらに疲労感を強く感じる事があります。
・筋トレと日常疲労のバランス
最後に、筋トレは、身体に負荷をかける行為となるため、体の疲労感を悪化させると思われる方もいらっしゃると思います。 しかし、程よい強度の運動はむしろ日常の疲れを軽減する効果があるといわれています。 普段の生活の中で習慣として行うような強度の有酸素運動やストレッチは、血流を促進し、体内の老廃物を除去するため、疲労回復を助けると言われていますので、疲労回復にお悩みの方はぜひこれから実践されてみてはいかがでしょうか。
スタジオUに寄せられた質問に回答します♪
お客様からスタジオUにこれまでに寄せられました質問の一部に回答いたします!
他にご質問や聞いてみたいと思ったことがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい^^
お客様
乳酸は疲労物質ではないのでしょうか?
はい、前々から疲労物質であると考えられていましたが、近年の研究によりエネルギー源として利用されていることがわかりました。
ATPとは何でしょうか?
ATPは筋肉が収縮するためのエネルギー源となる物質のことです。
精神的な疲労も筋肉疲労と同じものが原因なのでしょうか?
いいえ、精神的な疲労は脳のエネルギー消費が関与していると言われています。