暑熱順化トレーニングとは

皆様こんにちは！
稲田堤駅より徒歩2分にあるPERSONAL TRAINING STUDIO U(スタジオユー)です！

冬から夏になるにつれて、徐々に体は暑さに順応していきます。
しかし、近年では暖房や冷房などが発達し、室内環境がより快適になったため寒暖に順応する体の機能が弱くなって暑さにバテてしまう人が少なくありません。
そこで本日は、暑熱順化についてお話ししていきます。

・暑熱順化とは

暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、文字通り徐々に身体を暑さに慣れさせることを言います。 暑熱順化が上手くできている場合、汗腺の発達や血流量の増加、体温調節機能の向上など、さまざまな効果が期待できると言われています。 我々日本人は、当初は季節の変化による寒暖差に順応していました。 しかし空調環境が充実するに連れて、この暑熱順化を上手く行うことができずに熱中症などのトラブルに見舞われる方が増加傾向にあると言われているのです。

・暑熱順化は暑くないうちから取り組もう

暑熱順化は、暑い時期になってから行うのではなく、むしろ暑くなる時期の前から少しずつ備えていくことが重要となってきます。 一例を挙げると、暑い環境で業務を行う消防士などの方であれば、春先などから暑熱順化のトレーニングを取り入れている場合があります。 そのため、気温が高くなってから急に暑熱順化のトレーニングを開始したとしても、すぐに身体が順応できないことが多いため体調を崩してしまう方もいらっしゃるでしょう。 基本的に、まだ気温が高くならない4月〜5月頃から暑熱順化のトレーニングを少しずつ始めていくと良いでしょう。

熱中症のリスクと密接に関係している

暑熱順化が重要であると言われている理由の一つに、熱中症があります。
我々人間は、暑くなると汗をかき、その時かいた汗が体温を下げて体温調節を行います。
しかしここで暑熱順化がうまくできない場合、身体の中に熱がこもってしまい熱中症になるリスクを高めてしまうことになるのです。

※暑熱順化が上手くできていない場合、熱中症以外にも脱水症状の原因となることがありますので十分に注意して下さい。

・精神面にもメリットがある

最後に、暑熱順化のトレーニングは精神面にもよい影響を与えることが近年の研究によりわかってきています。
筋トレでも有酸素運動でも、何らかの運動をすると、体内でセロトニンが生成されて幸福感が増大するのです。
セロトニンには、自律神経を整え交感神経と副交感神経のバランス調節を手助けする働きが知られています。
特に5月ごろは、鬱々とした気持ちになる五月病を発症する方が増加傾向となりますが、このような精神的な症状の緩和にも暑熱順化トレーニングは効果的であるといえるでしょう。

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